GMOコインって手数料が安いって聞くけど、レンディングとステーキングは他よりお得なの?
こんにちは。ロクマです。
今回はこんな疑問にお答えします。
GMOコインの手数料が安いのは知っているけど、「その他のサービス」は競合と比較してどうなのか知りたいって人は案外多いのでは無いでしょうか?
今回はそんなGMOコインの「その他のサービス」、ステーキングとレンディングに焦点をあてて競合他社と徹底的に比較します。
この記事を読めばGMOコインのステキーングやレンディングがお得かどうかがわかります。ぜひ最後までご覧ください。
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100万元手だと、他社より1,000円から60,000円のコストカットができます。
※詳しくは下の記事からどうぞ
GMOコインのステーキングとレンディングの特徴
まずGMOコインのステーキングとレンディングの特徴を簡単に紹介します
GMOコインにはステーキングは1つしかありませんが、レンディング(貸暗号資産)は2つのコースがあります。貸暗号資産ベーシックとプレミアムです。
貸暗号資産 ベーシック | 貸暗号資産 プレミアム | ステーキング | |
---|---|---|---|
金利 | 1.0%~3.0% | 15.0%以上 | 1.3%~4.5% |
対象コイン | BTC、ETHなど 取扱い全ての23銘柄 | BTC・ETHのみ | XTZ,XYN,ADA,QTUM の4銘柄 |
期間 | 1カ月か3カ月 | 募集の都度 | 期間なし |
最低数量 | 0.1BTCなど (約30万円) | 0.5BTCなど (約150万円) | なし |
開始日 | 毎月15日から | 募集の都度 | 即日開始 |
中途解約 | 違約金必要 | 不可 | OK |
次のパートからそれぞれのサービスを深掘りしていきます
貸暗号資産ベーシックとは?
まずはGMOコインではお手軽とされている「貸暗号資産のベーシック」を競合比較してみます。
貸暗号資産ベーシックの他社比較
BTC 金利 | BTC 最低数量 | BTC 日本円換算 | ETH 金利 | ETH 最低数量 | ETH 日本円換算 | ロック期間 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
GMOコイン | 1.0% | 0.100BTC | ¥300,000 | 1.0% | 5.000ETH | ¥1,000,000 | 1カ月 |
Coincheck | 2.0% | 0.003BTC | ¥10,000 | 2.0% | 0.005ETH | ¥10,000 | 1カ月 |
BITPOINT | 1.0% | 0.003BTC | ¥10,000 | 1.0% | 0.005ETH | ¥10,000 | 1カ月 |
BITBANK | 1.0% | 0.003BTC | ¥10,000 | 1.0% | 0.005ETH | ¥10,000 | 1年 |
BitLending | 8.0% | 0.010BTC | ¥30,000 | 8.0% | 0.100ETH | ¥20,000 | 1カ月 |
HashHab | 3.0% | 0.001BTC | ¥3,000 | 5.5% | 1.000ETH | ¥200,000 | 1カ月 |
GMOコインの貸暗号資産ベーシックを他社と比較した場合、最低数量が高いうえに金利は他社と同水準なので、サービスとして他社に勝っているところはあまりありません。
この表で目立つのはBitLendingの8%ですが、このあたりは後述します。
貸暗号資産ベーシックの特徴
他社と比べ、金利が高いわけでもなく最低数量が高いGMOコインの貸暗号資産ベーシック、さらにほぼ募集をしていないので、運用すること自体ができない状況が続いています。
貸出しができるのは、ここ最近では赤枠の3銘柄と言う状況が続いています。
こんな資金が向いているのでは?(提案)
競合と比較して、GMOの貸暗号資産ベーシックが勝っているところは正直乏しいので、わざわざ資金を移動してまで利用する必要はないかと。
なので、このサービスは、既にGMOコインにBTCなどの資産がある人は使ってみても良いかもです。
ただただ持っているだけなら、いくらかでも金利が付いた方がトクって考える資金が向いています。
しかし、その場合は次の2点に注意してください。
注意1:1カ月(or3カ月)のロック期間は売れない
貸暗号資産ベーシックにはロック期間があるので、その間は売ることができません。
通常は1%金利の1カ月ロック、3%金利の3カ月ロックがあります。
暴落しててもロック期間は売るに売れません
注意2:募集している銘柄が少ない
貸暗号資産ベーシックは、現在は3銘柄くらいしか募集していません。
募集が始まったらGMOコインからメールが届くので見逃さないようにしましょう。
↓こんな感じでメールが届きます
アルトコインは案外穴場?
GMOコインの貸暗号資産ベーシックはあまり募集をやっていませんが、常時募集している3つのアルトコインは利率も高いし、案外おもしろいかもしれません。
常に募集しているので「待ち無し」ですぐ始められます。
クリックしたら直近チャートと特徴を表示します↓
ポルカドットは・・・だけど、ATOMは安定成長が見込めそう。
ドージーはご存じイーロンマスクの行動で値が乱高下するコインですね。
それぞれのコインの特徴をしっかり把握して買いましょう。
※投資の推奨ではありません。
※投資は自己責任でお願いします
なぜ常に募集しているのか?
ではなぜ、この3銘柄は常に募集しているのかと言うと、「空売り」が多く行われているから、と考えるのが普通です。
GMOコインはユーザーから借りた仮想通貨を、おもにレバレッジで空売りする人に又貸しして利益を得ています。
つまり、貸暗号資産の募集をやっていると言うことは、そのコインを空売りしたいニーズがあり、「これからこのコインは下がりそう」と考える投資家が一定数いると言うことになります。
この考え方は重要。
貸暗号資産プレミアムとは?
GMOコインの貸暗号資産プレミアムは他には無い独特なサービスです。
このサービスをものすごく簡単に言うとこうなります。
預けた時の価格に比べ、償還時の価格が上がったらGMOの勝ち、下がったらユーザーの勝ちという理解でほぼ間違いありません。
次のパートで詳細を説明します
貸暗号資産プレミアムの特徴
貸暗号資産プレミアムの大きな特徴は、貸出し時の価格の110%でボーダーラインを引き、償還時、そのボーダーラインより高いか低いかで対応が変わるとこです。
高い時
GMOコインがそのボーダーラインの価格で、仮想通貨を買い取ります。
つまりユーザーにはボーダーラインの日本円と、15%の年利分の仮想通貨が戻るということです。
注意しないといけないのは、償還時の時価が200万だとしても、ボーダーラインが110万だったら、ユーザーに入ってくるのは110万と言うことです。
償還時、価格がボーダーラインより上がったらGMOの勝ち
低い時
償還時の価格がボーダーラインより低い場合、GMOはユーザーに借りた仮想通貨をそのまま返します。
あと当然、15%の年利分もユーザーに支払います。
つまり、ユーザーは貸暗号資産プレミアムを利用しなかったら、手に入れることの出来なかった15%の年利を受け取ることができるわけです。
償還時、価格がボーダーラインより下がったらユーザーの勝ち
具体例
よりイメージしやすいので具体例をあげてみます。
- 1BTCを1カ月GMOに貸す
- 貸出し時のBTCの価格は300万円
- ボーダーラインの価格は330万円
- 年利15%
ボーダーラインより上がった場合
この条件で貸暗号資産プレミアムを運用した場合、1か月後にBTCの価格が400万になったとき、ユーザーが手にするのは次のようになります。
- 330万の日本円
- 金利として0.0123 BTC
その時のBTC価格が400万でも、ボーダーラインの330万でGMOは買い取ることができます。
ボーダーラインより下がった場合
一方、償還時の価格が200万と、ボーダーラインの330万より低い場合、ユーザーが手にするのはこうなります。
- 1BTC
- 金利として0.0123 BTC
ユーザーは貸暗号資産プレミアムを利用することで、金利0.0123BTCを手に入れた
こんな資金が向いているのでは?(提案)
価格が上がればGMOの勝ち、下がればユーザーの勝ち、という特徴がある貸暗号資産プレミアム。
言い方を変えたら、値上げメリットを譲受できないリスクの代わりに15%の高い金利を得るサービスとなります。
なので、1カ月は価格が上がらないと判断する場合、このサービスを利用したら効果がありそうです。
その他の利点と注意点を上げておきます。
金利は世界でも最高レベル | BTCで15%は他には聞いたことが無い |
証拠金が必要 | 貸出す資金の50%相当の日本円が必要 |
最低金額が高め | 0.5 BTC(約150万)、1ETH(約20万) |
証拠金が必要な理屈がよくわかりませんが、規約上そうなってます
GMOコインのステーキングとは?
最後にGMOコインのステーキングを紹介します。
GMOコインのステーキングの特徴を一言で言うと、超簡単に始められるけど対象コインが少なすぎ、と言う感じです。
ステーキングできるコインはマイナーコインが6種類しかありません。
GMOコインのステーキングの他社比較
現在国内でステーキングをやっているのはGMOコインだけなので、海外大手のBybitのステーキングと比較してみます。
GMOコイン | Bybit | |
---|---|---|
対象コイン | 6種類 | 20種類前後 |
BTC | なし | 1.5%(30日間ロック) |
ETH | なし | 1.0%(30日間ロック) |
XTZ(テゾス) | 3.9% | なし |
XYM(シンボル) | 3.8% | なし |
ADA(カルダノ) | 3.0% | 1.1% |
QTUM(クアンタム) | 2.5% | なし |
DOT(ポルカドット) | 5.0% | 1.7% |
ATOM(コスモス) | 6.9% | 2.2% |
GMOコインでステーキングできるのは、上の表のXTZ(テゾス)以下6銘柄だけです。
Bybitの20銘柄と比較すると、ステーキングできる銘柄が少なすぎるし、何と言ってもBTCやETHが無いのは痛すぎます。
ただ、GMOコインでステーキングできる6銘柄はBybitに比べてだんぜん金利は高く設定しています。
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GMOコインのステーキングの特徴
GMOコインのステーキングの特徴は超簡単に始められるけど、対象コインが少なすぎということが言えますが、超簡単に始められるというのは、手続きが全く不要と言うことです。
手続き不要
GMOコインのステーキングは対象コインを買うと自動で始まります。
手続きは全く必要ありません。
対象コイン
XTZ(テゾス)、XYM(シンボル)、ADA(カルダノ)、QTUM(クアンタム)、DOT(ポルカドット)、ATOM(コスモス)の6銘柄だけです。
正直マイナーなコインばかりなので、買う時はそのコインの特徴をわかったうえで買いましょう。
それぞれにチャートと特徴がわかるリンクを付けています。
金利
競合のBybitと比べると非常に高く設定しています。
詳しくは上の方にある競合比較表を見てください。
ロック期間
ロック期間はありません。いつでも売ることができるし、持っていた時間だけ金利が付くシステムです。
こんな資金が向いているのでは?(提案)
GMOのステーキングは銘柄は少ないけど、金利は高く設定しています。
その銘柄に魅力を感じる場合は、GMOで買うだけで自動的に金利が付くのでオススメです。
金利が高いので、もしGMO以外で対象銘柄を持っている人はGMOへの移管を検討して良いかもです。
レンデイィングとステーキング、それぞれの特徴を説明しました。
ステーキングに関しては、対象銘柄を持っていたらGMOへの移管を検討しても良さそうですが、レンディングに関しては他社の方が魅力的と言えそうです。
次の章ではレンディングで最も高い金利を出しているBitLendingに関して簡単に解説します。
BitLendingの金利は世界でもトップクラス
今、レンディングするならBitLending一択
今現在、国内でもっとも高い金利を提供しているのがBitLending(ビットレンディング)です。
まずは、金利比較を見てみましょう。
BTC 金利 | BTC 最低数量 | BTC 日本円換算 | ETH 金利 | ETH 最低数量 | ETH 日本円換算 | ロック期間 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
GMOコイン | 1.0% | 0.100BTC | ¥300,000 | 1.0% | 5.000ETH | ¥1,000,000 | 1カ月 |
Coincheck | 2.0% | 0.003BTC | ¥10,000 | 2.0% | 0.005ETH | ¥10,000 | 1カ月 |
BITPOINT | 1.0% | 0.003BTC | ¥10,000 | 1.0% | 0.005ETH | ¥10,000 | 1カ月 |
BITBANK | 1.0% | 0.003BTC | ¥10,000 | 1.0% | 0.005ETH | ¥10,000 | 1年 |
BitLending | 8.0% | 0.010BTC | ¥30,000 | 8.0% | 0.100ETH | ¥20,000 | 1カ月 |
HashHab | 3.0% | 0.001BTC | ¥3,000 | 5.5% | 1.000ETH | ¥200,000 | 1カ月 |
金利では頭ひとつ抜けているBitLending、ちょっと深堀します
BitLending(ビットレンディング)とは?
プラットフォーム | BitLending | |
運営会社 | 株式会社 J-CAM(ジェイカム) | |
上場 | 非上場 | |
資本金 | 500万 | |
代表者 | 代表取締役 新津 俊之 (Twitterアカウント無し) | |
従業員 | 11-50名 | |
設立 | 2020年5月 | |
事業内容① | 暗号資産レンディングプラットフォーム「BitLending」 | 国内最高水準の金利を維持する |
事業内容② | [専門雑誌]月刊暗号資産 | 発行部数30000/980円 国立国会図書館に置かれた実績がある |
事業内容③ | [Web Media]月刊暗号資産online | 登録者400万人のZUUonlineでチャンネル解説 |
BitLendingはレンディングの専門業者です。
GMOコインのようにビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を、BitLendingで買うことは出来ません。
なので、BitLendingを始める時は「取引所からBitLendingに仮想通貨を送る」という一手間が必要です。
出金するときは逆にBitLendingから取引所に仮想通貨を送る必要がある
BitLendingの金利が高い理由
気になるのは、BitLendingの金利がなぜそんなに高いのかってことですが、それは次の2つが主な理由です。
理由1:自社の利益率をおさえている
BitLendingの金利が高いのは単純に、利益バランスをユーザーにより有利に傾けているからと言うのが理由の1つです。
■イメージ図
理由2:国内3番手スターターとしての差別化
BitLendingはレンディングサービスとしては国内3番目にスタートした会社です。
先行2社を追いかけ、追い抜くための差別化として高金利を設定しています。
高金利は戦略的な要素が強いので、永続的に8%というわけでは無いと言えそうです。
逆に言うと、今のうちに高金利をもらっておくのが賢い方法かもしれませんね。
BitLendingの注意点
BitLendingの金利が高い理由がわかったところで次は注意点です。
注意点は3つあります。
注意点1:1カ月間のロック期間
GMOコインと同じで、預けてから1カ月間は出金申請が出せません。
注意点2:出金申請から着金まで7日間かかる
1カ月のロック期間を過ぎたらいつでも出金申請を出せますが、手元に仮想通貨が戻ってくるまで7営業日かかります。
価格が暴落してすぐに売りたくても7営業日は売れないということですね
注意点3:出金するときに手数料が必要
仮想通貨を返してもらうとき、ユーザーが送金手数料を支払わなくてはなりません。
銘柄 | 送金手数料 | 単位 | 日本円換算 |
---|---|---|---|
BTC | 0.0005 | BTC | 1,500円 |
ETH | 0.00625 | ETH | 1,250円 |
USDT | 1.0000 | USDT | 140円 |
USDC | 1.0000 | USDC | 140円 |
DAI | 15.0000 | DAI | 2,100円 |
レンディングをするならBitLendingはだんぜんおすすめですが、始める場合は注意点をしっかり把握しておくことが大事です。
まとめ
この記事では以下のことを解説しました。
GMOコインは手数料面では間違いなく国内トップクラスです。
まだレンディングやステーキングをやったことが無い人は、これを機に検討してみてはどうでしょう?
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■■元手100万の支払手数料の比較■■
これは、100万円の元手でスタートした場合の、各社に支払う手数料の比較です。
忖度を全て排除し、徹底的にユーザー目線で作った比較表です。
完全無料なのはBITPOINTだけ
web広しと言えど、なかなかこんな表は無いはず。
詳細は下の記事で確認できます。
この記事は以上です。
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