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【仮想通貨】ブロックチェーンって何なの?

基礎知識
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「仮想通貨」の根本となる「ブロックチェーン」について解説します。仮想通貨が投資の対象になる根拠、仮想通貨に価値を与える理由、ビットコインに何百万も投じる意味がこの「ブロックチェーン」の技術に由来します。今回はその「ブロックチェーンとは何ぞや?」ってことをわかりやすく解説したいと思います。

この記事を書いた人
  • 2021年10月から仮想通貨投資を始め
  • それからNFTやSTEPN、Defiなどを体験
  • 令和4年分から確定申告書を自力で提出
  • 仮想通貨の税金に関する記事多数
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ブロックチェーンとは・・・

情報が収納された「ブロック」が「チェーン」によって繋がれたもの

 

ブロックの中に「僕がビットコインをいつ、いくらで、どれだけ、どこで(取引所)買った」なんかの情報が刻まれます。

 

ぼくは「ガチホ派」なので、ビットコインを当分売りません。

次にできるブロックは「僕さんは変わらずホールドしています」になります。

次は「まだホールドしてます」

こんなブロックが10分に1個くらいのスピードで次々に形成されます。

ある日、車が欲しくなってビットコインを泣く泣く0.5BTC売りました。

当然、その取引もブロックに刻まれます。「僕さんが0.5BTC、いつ、いくらで、どこで売りました」

こんな感じで10分に1個「ブロック」が出来ていきます。

 

その次々にできるブロックを繋ぐのが「チェーン」です。「チェーン」とは何かって言うと「ハッシュ値」と呼ばれる「このブロックは前のどのブロックに関連してますよ~」ってことがわかる暗号みたいなものです。ブロックが「僕は1っこ前のこのブロックに関連して作られました~」って自己紹介して、だれでもそれを知ることができる、「ああ、これとこれが繋がっていくんや」そんな感じでだれでもが「情報のタイムライン」を共有できる感じです。

各ブロックが1個前のブロックの情報を持って、どんどん形成されていく。ハッシュ値が「チェーン」となって、情報の塊である「ブロック」を繋ぎ合わいく、それが「ブロックチェーン」と言われるものです。

 

経済産業省が発行している図です。一個前のブロックの情報を暗号化した「ハッシュ値」と呼ばれる「チェーン」によって各ブロックが繋がれています。

 

同じブロックチェーンをたくさんのパソコンが個別保有している

しかも、この「ブロックチェーン」と言う記録をたくさんのパソコンで個別に保有しています。

上の例で言うと「僕がビットコインをいついつ買いました」→「ホールドし続けました」→「いついつ0.5BTC泣く泣く売りました」って情報の流れ(ブロックチェーン)をAさんのパソコンにも刻まれているし、Bさんのパソコンにも刻まれているし、Cさんの・・・

 

これも経済通産省が発行している図です。赤枠が「たくさんの人のパソコンが同じブロックチェーンを個別に保有している」イメージです。「ノード」ってのは「パソコン」と置き換えてOKです。

 

ブロックチェーンの特徴

次々に情報の塊である「ブロック」が形成されて、それが「チェーン」で繋がれていく。しかもその「ブロックチェーン」自体をたくさんのパソコンでそれぞれが持っている。このことから「ブロックチェーン」には次の特徴があるということが言えます。

 

  1. データの改ざんが実質無理
  2. システムダウンがあり得ない
  3. 取引の記録を消すことができない
  4. 自律分散型である

 

1.データの改ざんが実質無理

たとえば、僕が「泣く泣く売ったビットコイン0.5BTC」を「売らなかったことにしよう」とします。その場合、売った後に10分ごとにできたブロックの全てを書き換えないといけません。しかも次のブロックができる前に、、、ってことは10分以内で。さらに、このブロックチェーンはたっくさんの人のパソコンに保存されているので、その全パソコンのブロックを書き換えないといけません。10分以内に。スーパーコンピュータの「京」でも無理。ってことで「改ざんは実質無理」とされています。

出典:NTT Communicasions

 

2.システムダウンがあり得ない

Aさんのパソコンが壊れても、その他のBさん、Cさん・・・のパソコンが動いていれば問題なし。システムダウンがありません。既存のサーバー管理(中央管理)だとサーバーがダウンしてしまうとアウトです。が、ブロックチェーンによるデータ管理にはシステムダウンがありません。

 

3.取引の記録を消すことができない

1の「改ざんができない」にも通じますが、取引自体を消すことができません。それが例え間違いの取引だったとしてもです。いったんブロックチェーン上に刻まれた情報は、たとえ運営者であっても消すことができません。

補足 ブロックチェーンの技術は「戸籍」などのデータ管理への運用にも可能性を見ている人たちがいますが、この「データを消せない」って特徴がネックになっているみたいです。いくら本人が希望しても情報を消すことができません。ブロックチェーンと「証明書」の関係は相性がいいと言われますが、この「個人情報の管理」と言う課題をクリアにする必要があります。

 

4.自律分散型である

一定の管理者がいるわけでは無く、それぞれが自律しブロックチェーンを管理している。AさんBさんCさん・・・それぞれが不正を許さない厳しい目で見ているので「高い信頼性」を維持していると言えます。AさんBさんCさん・・はそれぞれの個をそれぞれが知ることはありません。仮に悪意を持って複数の人たちが固まっても世界中のマイナーの数に比べたら少数です。マイナーの半分以上を取り込むのは資産価値が大きいビットコインやイーサリアム他のトークンでは不可能です。(マイナー:Aさん、Bさん、Cさん・・・のこと/トークン:ビットコインやイーサリアムなど株式で言うと「銘柄」的な感じ)

 

仮想通貨の取引

この「ブロックチェーン」の4つの特徴から、ビットコインに代表される仮想通貨が安心して売買できる根拠となります。

僕が「ビットコインを いつ・どこで・いくらで・どれだけ買った」って記録はブロックチェーン上に刻まれており、その改ざんは不可能、しかもそれが世界中のたくさんのマイナーのパソコンに記録されている。

つまり、事実なんです。

証明必要なく、ブロックチェーンにある情報は事実なんです。

なので「500万で買った」ってことも事実だし、それが「400万ってのは安い」ってことも投資家は判断できるんです。(例えばの話ですけど、、)

それがデジタル上の情報で、紙ではない仮想通貨に投資家が値段をつける理由です。

ある人が1BTCに実際の現金5百万を出して買った、、、ってことは同じくらいの502万で買う人がいるかもしれない。その需給関係で仮想通貨に金額が付いていくのですが、そもそもの「500万で買った」と言う情報が「まぎれも無い事実で疑う必要が無い」ってのが仮想通貨の取引の根底にあるわけです。その「まぎれも無い事実で疑う必要が無い」状況を作り出したのが「ブロックチェーン」と言う技術ということです。

 

 

ブロックチェーンのこれから

経済産業省は、ブロックチェーン技術が影響を及ぼす可能性のある市場規模を67兆円と発表しています。大きすぎてピンと来ませんが、オリンピックの経済効果はだいたい1.8兆円、年間防衛費が5兆円、、とにかくすごい影響力を経済産業省は予測しています。

ブロックチェーンは「インターネット以来の技術革新」と言われ、「あらゆる産業分野における次世代プラットフォームとなる可能性をもつ」と経済産業書はレポートしています。

まぁ、未来の色々なことを変えちゃうかもしれない技術ってことです。

仮想通貨に代表される、金融面だけではなく、「食品のトレーサビリティ」でも活躍しそうです。「トレーサビリティ」とは、「流通ルートの把握」と言うことらしいです。ブロックチェーンは改ざんが出来ないので、産地偽装は起こり得なくなります。消費者や小売業者は「食品の人となり」をブロックチェーンで知ることができ、そしてそれは「疑う必要の無い事実」となります。

 

不動産売買でも役に立つでしょう。

不動産を購入する際は様々な「証明書」が必要になりますが、ブロックチェーンの技術を使うとそれらが簡略化されます。ブロックチェーン上には「事実」しかなく疑う必要が無いので、証明書も必要ありません。あたかもスーパーでリンゴを買うかの如く、土地を買う日が来るのかもしれません。

 

著作権の管理や美術品の所有証明など

NFTとも密接に関わりますが、「証明する」ことに長けているブロックチェーン技術が、著作権の管理や美術品の所有証明に紐づいていくことは想像に難くありません。

音楽を買った→その音楽の著作権は誰々にある→消費者がお金(仮想通貨)を払って、その何割かが著作権保有者に入る

さらにその音楽を消費者が第2次商品者に売った→その場合も代金の何割かが著作権者に入る

ブロックチェーンを使ったらそんなことが可能になります。

 

はては、介護などの医療サービスや行政サービスに活躍の場が広がるでしょう。

 

「ブロックチェーンの将来的な影響を及ぼす市場規模が67兆円」と言われ、「インターネット以来の技術革新」と言われる所以です。

 

 

ブロックチェーンの課題

ではブロックチェーンが抱える問題点とは何だろうか、次の2点に絞って説明します。

  1. データの巨大化
  2. 電力消費

 

1.データの巨大化

現在はまだ直面していませんが、今後、あらゆる分野でこの「ブロックチェーン」が活用された場合、そのデータ量も膨大になり、現在のネットワークインフラやストレージの増大では対応できなくなるのではないかと懸念されています。

 

2.電力消費

「マイニンングPC」と画像検索した結果です。

ブロックチェーンのブロックを作っていく作業を「マイニング」と言います。それをやっている人をマイナーと呼び、「ブロックチェーンの特徴」のところのAさんBさんCさん・・・のことです。世界中にいるマイナー(AさんBさんCさん)の家ではこんなごっついPCが365日、24時間、轟音を立てて稼働しています。見るからに電力を食うしCO2を排出している感じがしますよね。

この電力消費がブロックチェーンの最大の課題かもしれません。

 

以下ウィキペディアより抜粋

・ケンブリッジ大学が行った調査では、ビットコイン(121. 36TWh/年)は、アルゼンチン(121TWh)やオランダ(108.8TWh)よりも多くの電力を年間に使用する。 

・2021年2月、アメリカ合衆国財務長官ジャネット・イエレンはビットコインを「取引を行うための極めて非効率な方法」と呼び、「取引の処理に消費されるエネルギー量は驚異的」と述べた。

・ 2021年3月には、ビル・ゲイツが「ビットコインは人類が知るどの方法よりも取引に電力を使う」「気候にとって良いとは言えない」と述べている。

 

以上のように課題も多い「ブロックチェーン」ですが、その経済効果も計り知れず、まだまだこれからの技術ということが言えると思います。

 

まとめ

  • ブロックチェーンとは情報が収納された「ブロック」をハッシュ値知と言う「チェーン」で繋いだものであり、自律分散的に複数にマイナーによって保有されている
  • 改ざん、システムダウンが起こりえない
  • 以上の特徴から仮想通貨のベース技術として使われる
  • 将来的には様々な分野で活躍すると目されるが、電力消費などの問題点を抱える

 

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※bitFlyerの売買手数料は、直近1カ月の取引量が100万円として計算
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web広しと言えど、なかなかこんな表は無いはず。

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この記事は以上です。

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コメント

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