NFTと言えば何億などの高額取引が話題となり、それがゆえに「あやしい」、「自分とは別世界」、「かかわるのやめておこう」ってネガティブな感情が芽生えます。
まずは代表的な「高額取引」の例をあげ、その実態やそれを踏まえ「どう対応したら良いのか」ってとこをまとめてみようと思います。
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高額取引の例
ジャック・ドーシーのツイート
twitter社の創業者であるジャック・ドーシーの最初のツイート、つまりは人類初のツイートが約3億円で取引されました。
2006年の3月22日の「今ツイッターのセットアップをしている」というこのツイートはNFT化され、エスタビって人が落札しました。
落札者は「これはただのツイートではない。数年後には、これに「モナ・リザ」と同じくらいの価値があることにみんなも気づくだろう」とツイートしています。
ちなみにこのエスタビさん、ブロックチェーンの初期投資家、つまり「仮想通貨界隈の有名人」ってことです。
Beeple 75億円
この画像が75億・・・
伝統あるクリスティーズというオークション大手が出品して、最初1万円だったものが最終的には75億円まで跳ね上がって落札されました。2021年3月21日の出来事です。
これは、デジタルアーティスト、ビープル(Beeple)の「Everydays:The First 5000 Days」という5000点のデジタル画像を合成して作ったコラージュ作品です。
落札したのは世界最大のNFTファンドである「Metapurse」の創設者ビグネシュ・スンダレサン氏。
この人も「仮想通貨界隈の有名人」です。
75億という金額は、現存しているアーティストの中でも3番目に価値が高い作品とのことです。
クリスティーズと言う伝統的なオークションで落札されたってことも意味が大きく、リアルな芸術品だけでなくNFTもアートとして同等の価値があるってことを、アートの世界に強烈に認識させた出来事だったみたいです。
CryptoPunk 8億円(複数)
クリプトパンクスとは画像のような24x24のピクセル画です。主にツイッターとかのプロフィール画像に使います。クリプトパンクスの画像をツイッターのアカウントにしていると、知っている人の間では「すっげー!!めっちゃかっこえーやん!!」ってなるみたいです。
感覚的には「フェラーリ買った」みたいな感じ。車知らん人にしてみたら「4000万の車とかアホちゃう・・・」って感じだけど、知ってる人やったら「うぉー!!」ってなるあの感じ。
AIでカラーの眼鏡かけたり、長髪だったり 様々なキャラの画像が10000点作られ、それぞれが安くても3000万、希少価値があり人気の宇宙人キャラだと8億くらいするみたいです。
クリプトパンクス、クリプトパンクスって騒がしい時期があったので、僕もググッてみたけど、初めて見た時の「は??なにこれ??何でこれに4000万??」って思いは鮮明に記憶に残っています。
これが他のNFTと違うのは「クリプトパンクスは史上 初めてのNFTプロジェクトだから(とされている)」ってことみたいです。
「デジタル史」が後々創刊され NFTの章があったら そこには「史上初のNFTはクリプトパンクスです」って記載されるのが他のNFTとは違う付加価値みたいです。
まさに「わかる人にはわかる価値」
Bored Ape Yacht Club(BAYC) 数千万(複数)
ボアード・エイプ・ヨット・クラブ(ベイシー)って読みます。。
セレブ御用達の今一番人気があるNFTかもしれません。
このNFTはセレブの人たちに人気で、その影響で一般の人たちにも広がっていった感じです。
日本では関口メンディーさん (GENERATIONS、EXILE)、松浦勝人さん(エイベックス会長)なんかが購入したみたいです。
世界ではジャスティンビーバー、ラッパーのエミネム、NBAのステファン・カリー、ラッパーのスヌープ・ドッグなどなど、影響力がある人がツイッターのプロフィール画像にこの猿を起用することで、一般の人たちに知れ渡っていった感じです。
クリプトパンクスは「知る人ぞ知る」って感じでちょっとニッチェな、、、言うたら「陰キャ」な感じだけど、このBAYCはどっちかって言ったら「陽キャ」な感じです
これらも1つの画像が大体3千万くらいします。
高額な取引の実態
NFTと言うと巷をにぎわすニュースは何億で買われた~とか何千万でドット絵が売られた~みたいなのばっかですが、アートとして評価し 何億も出して購入している人は「NFTの関係者」って印象があります。
まだ旧来のフィジカルアートのコレクターや伝統ある博物館のキュレーターはそこまで大きな資本を投下していない。
ジャックドーシーのツイッターに3億付けたのもクリプト関係者だし、ビープルに75億付けたのも関係者。つまりはまだNFTのアートに対する評価は「知る人ぞ知る」ってところに留まっていて、アートなんだか投機なんだかよくわからない。特にツイッターってアートになるんか??って人が大半なんだと思います。
現在のNFTアートのフェーズはそんな感じな気がします。
「知っている人は投資する」その「知っている人」ってのは、「前から暗号資産やNFTに関わっていた人」、もっと言うと「暗号資産で大金を手に入れた人」が他の人達よりいち早くNFTの将来性を見越して暗号資産で手に入れた資本を投下して、今度はNFTに投資しているって言う構図が見える気がします。
NFT、NFTって騒ぐけど実はその大金の源は暗号資産関係で、NFTの市民権はまだ一般には行き渡っていないってのが実態のような気がします。
NFTは今後も狭い世界に留まるのか
それではNFTは今後も一般には広まらず、狭い世界に留まって終わるのでしょうか?
これに関しては答えは「NO」だと思います。
現在のNFTのフェーズが「知る人ぞ知る」ってだけで、クリスティーズで75億の落札があったって事実は、その落札者がクリプト関係者とは言え 伝統的なフィジカルコレクターも意識しない訳にはいかないと思います。
現在のNFTアートはクリプト関係者「超積極的」&既存のフィジカルアートコレクター「様子見(かなり気になる、動いている人は動いてる)」って感じだと思います。
商用ポスターをアートにまで昇華させたアンディーウォーホールも伝統的なアートコレクターからは最初は毛嫌いされたって聞いたことがあります。
ことアートとか伝統ある分野は新しいものにはまず疑念から入るものだし、それが健全な姿たど思います。
商用ポスターが現在ではアートと成りうることが常識であるように、NFTも長いスパンをかけてアートとして少しずつ認められて行くのがNFTの歩む道だと思います。
NFTアートがなぜ発展すると思うのか
なぜ、NFTが発展すると考えるかと言うと・・・
すみません。。自分の考えばっかで、最終的には「では、どうNFTと接していけば良いか」までまとめようと思いますので、あとちょっとだけ どうが最後まで読んでください。
なぜ、NFTが発展すると考えるかと言うと・・・
アーティストにとってNFTが超ウィルカムな技術だからです。
文化(コンテンツ)を発展させる両輪は消費者と生産者です。どっちか一方でも欠けたら発展しません。NFTはこの生産者にとって超ウェルカムなので発展すると思うわけです。
まず、「世界中の人が集まるマーケットプレイス(オープンシー)がある」これがでかい、あともっとでかいのが「2次販売に関してもアーティストに収入が行く」ってことです。
オープンシーに出店してればすぐ売れるなんて思ってないけど、チャンスが増したのは間違いないし、実際に無名の人が一夜で何千万を手に入れたなんて話しもあります。
夢がある、成功者がいて、若い人の目標になるってのは単純に良いことです。
2次販売とはつまり「また売り」ってことなんですが、要は「中古販売」。Bookoffで売ったやつもアーティストにお金が行くってのはすばらしい構造だと思います。
NFTはアーティストにとって画期的な技術なので、生産者の裾野が広がる。
結果コンテンツも充実し、ファン(消費者)も増える。
長い期間(3~4年)を掛けて、そのようなマーケットに成長する気がします。
NFTの成長過程
下は僕の思うNFTの成長過程です。
NFTの技術が開発されました→75億とか出して関係者が飛びつきました→クリプトパンクスとかニッチェな人(陰キャ系)が飛びつきました→BACYなど富裕層が取り入れてきました
現在「社会的に受け入れられていく」フェーズだと思います。
この流れって何かの流れに似ていません?
「スマホ」そっくりなんです。
iphone3くらいまでは「ニッチェな人」でiphon4くらいから「社会的に~」って独断と偏見で考えると、やっぱり若年層まで生きわたるのって3~4年かかった感じありますよね。。。
すみません、この辺は個人的な印象です。
NFTとの接し方
それらを踏まえて、僕の思うNFTとの接し方をまとめてみます。
まだ、「社会に受け入れられていく」フェーズ、言い換えると「世間一般には浸透していない」状態。
社会全体に行きわたり、現在のスマホのようなポジションになるまではあと少なくとも3~4年はかかるってことが予測できます。
これが予測できる段階で、ことNFTに関しては世間様に対してマウントが取れているわけなので、あとはこの優位なポジションをどう生かすかってことですよ。。
投資で優位性を生かすならいわゆる「NFT銘柄」に今の内に投資するのも手ですし、NFT自体で優位性を生かすなら、まずがは実際にNFTに触れてみるってことだと思います。
オープンシーとかナナクサなんかを巡回してみて、「NFTに慣れてみる」ってのが第一歩な気がします。ちょっと対策として弱い気はしますが、NFTとは切っても切れない「メタバース」とか「WEB3.0」もまずはこの第一歩からな気がします。
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完全無料なのはBITPOINTだけ
web広しと言えど、なかなかこんな表は無いはず。
詳細は下の記事で確認できます。
この記事は以上です。
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