STEPNは崩壊したのか？

　　　

　　

STEPN（ステップン）は崩壊したのか？

結論から言うと､デス・スパイラルには突入しているけど崩壊はしていないと思っています。

GSTの値段はまだ底値を模索している段階ですので､これからさらなる値下げが続くと思います。

　

デス・スパイラルに突入

歩いてもらったGSTをすぐに換金

歩いて貰えるのはGST（ジーエスティー）と言う暗号通貨です。

そのGSTへの信頼感が今は全然ありません。

どんどん値下げするから､歩いてGSTをもらっても値下りする前にすぐに換金してしまいます。

結果､GSTはさらに価格は下がります。

　

スニーカーのレベル上げにGSTが使われない

GSTが値上りしている状況､もしくは維持されている場合は「もっとGSTを稼げるようにしたい」って心理になりますので､お金をかけてスニーカーのレベルを上げます。

スニーカーのレベルが上がると同じ１０分間のウォーキングでも､入ってくるGSTが違うので､コストをかけてスニーカーのレベルを上げようとするわけです。

そのスニーカーをのレベル上げに支払うお金もGSTで払うのですが､現在は「スニーカーのレベルを上げよう」って雰囲気がまるで無いのでGSTがレベル上げに使われません。

　

この2つがデス・スパイラルの要因

暗号通貨の価格は「需給関係」で決まります。

市場に溢れたら（供給過多）安くなるし、少なくなったら（需要過多）高くなります。

歩いてGSTをもらってもすぐに換金→市場にGSTが溢れる

スニーカーのレベル上げにGSTが使われない→溢れたGSTが吸い上げられない

これがデス・スパイラルのからくりです。

　　　

STEPNは崩壊したわけではない

　　

年利は下がっていない、むしろ上がっている

現在の収益感

現在の一般的なスニーカー価格は約18,000円です※

それに対して1日の収益はだいたい800円です※

この収益感ってのは､だいたい3週間で原資回収できるレベルで､年利換算すると1600％になります。

18000円の初期投資に対して､年間利益は29万（800円×365日）ってことです。

※18000円：1SOL=\5000|ジョガー|Lv5|mint2→FP 3.6 SOL

※800円：1GSTs=95円|ジョガーLv9|E36|R10→8.57GST/日

　

5月中頃までの収益感

それに対して5月中頃は全く同じ距離のランニングで4000円以上稼げた時期がありました。

つまり今の5倍以上。

ただ､スニーカーは今の10倍近くしていたイメージです。

仮にスニーカーが18万円で､1日の収益が4000円だとすると､原資回収は45日間です。

年間利益は146万（4000円×365日）、年利換算800％となります。

　

現在と5月中旬の対比（事実ベース）

上からわかるように、年利換算は今の方が良いのは事実です。

ただ儲けが5分の1になってしまっているのも事実です。

また､原資回収が5月中頃は45日かかっていたのが､現在は20日で終わる計算です。

この年利が下がっていないって事実はSTEPNが崩壊したわけでは無いと言えるひとつの要因です。

　

注意：GSTは値下りし続けている（これも事実）

注意しなといけないのはGSTが下がり続けているって事実です。

いくら利率が良いと言っても､それは現在のGST値が維持されたらって前提の話しです。

GST値が下がったら年利も下がるし､儲けも減るし､原資回収も遠のきます。

さらに現在GSTはデススパイラルの中にいて､復活の兆しは見えていません。

　

GMTは値崩れしていない

GMTは「ガバナンストークン」と言われ､STEPＮのプロジェクト自体を評価する指標になります。

株式会社の「株」と同じような立ち位置です。

STEPNは5/26に「中国からの撤退」を正式に発表して､そこから値崩れが始まりました。

26日段階では175円だったのが､6/6現在では125円ですので､値下げ率は26％です。

特に注目したいのが､中国撤退から一時暴落して､一旦戻している点です。

投資家の買い支えがあったことを意味しており､投資家はSTEPNに一定の評価をしていることを読み解くことができます。

　　

一方GSTは26日の中国撤退発表からほぼ一直線に下降しており､その底値はまだ見えない状況です。

　

STEPNが「歩く」という習慣にアーニングしている

「アーニング」と言うのは「儲ける」と言う意味です。

STEPNは「Move to earn（ムーブ トゥ アーン）」と言われています。

「歩く」と言う毎日欠かさない習慣にアーニングしているのは今までには無いコンセプトです。

現在はGSTが値下げしいて､新規参入がちょっと怖い感じですが､これが落ち着いてきたら､「歩いてお金が貰えるなら･･･」って興味を持つ層は一定数いると思います。

今までも「ゲームでお金を稼ぐ」って話題になるプロジェクトはあったのですが､顛末は「居座り続ける人が儲ける」的な空気になってしまいます。

新規が参入しづらいあの独特な感じ･･･。

それに比べるとSTEPNは「歩く」ことがゲーム内容なので敷居が低くプロジェクトの継続性が見込めると思います。　

　　

「STEPＮ崩壊論」に思うこと

現在Twitterでも「STEPNは崩壊した～」とか「そうじゃない」とか言い合いになってたりします。

そもそも「崩壊」の定義がしっかりしてないなかでの意見のぶつけ合いはあんま意味ない･･･

　　

崩壊論

STEPN崩壊論を展開する人の論点はこんな感じです

　

デス・スパイラルから脱却したプロジェクトは存在しない

現在STEPNのGSTはデス・スパイラルの中にいます。

これは間違いありません。

さらに､デス・スパイラルに陥って､不死鳥のごとく蘇ったプロジェクトは存在しないってのも事実です。

正直ここに関しては僕も異論は無いし､STEPＮもＶ字回復は難しいと思います。

なので「デス・スパイラルに入ったらそのプロジェクトは崩壊」と定義するなら､STEPＮは崩壊です。

が､現在GSTは底値を探している状況で､値上りはしないにせよ､どこかで水平にはなるはずです。

それが今の20分の1くらいになるかもしれませんが､「それでも良い」って言う人がいるのに､「そのプロジェクトは崩壊している」って言って良いのかは違和感があります。

　

新規客が減ってきている

これが崩壊かどうかは置いておいて､この指標はBCG（ブロックチェーンゲーム）では最重要とされる指標です。

現在この新規客数が減少傾向にあるのも事実です。

GSTの値が安定しないと､この新規客も戻らない。

だけど､新規客が戻らないとGSTも安定しない･･･

　　　

儲けが5分の1になった

ここはちょっと「あまりに主観的」って思ったりしますね･･･

その時のGST値がそのまま推移する前提で､そうならなかったら崩壊って言うのはあまりに短絡的な感じがします。

これだけ投資した→これだけ儲かる→いついつには原資回収終わる→その後は全部利益

・・・の計画通りにならなかったので「崩壊」って聞こえてしまいます。

確かに自分の見通しは変わるだろうけど､プロジェクト自体が消えて無くなるニュアンスも含む「崩壊」って言葉を使うのはどうかと思います。

　

崩壊では無い論

一方「崩壊では無い」論者の論点は今まで書いてきた通りです。

おさらいするとこんな感じ。

　

崩壊してない論にもいくつか派閥があって、以前のように戻る「V字回復貨派」と「戻りはしないが細々と継続して行く派」です。

どちらかと言うと後者が多数で､以前の様にバブルになるようなことは無いが､根強い人気を保ちつつプロジェクト自体は継続していくとする人たちです。

　

これからSTEPNをやろうと考えている人へ

まずは事実ベースで現象をとらえる

　

1万8千円を投資して､1日800円、年間29万もらう計算をするのも良し。

ただ､いつ800円が80円になるとも限らないし､STEPＮを撤退しようとしてスニーカーを売る場合でもそれが二束三文にしかならない可能性があるってことは理解しておくべきです。

　　

もし僕が知り合いから相談されたら･･･

正直､今僕が知り合いから「STEPＮ今からやるのどう思う？」って聞かれたら、「今はまだやらん方が良いよ」って答えると思います。

STEPＮ自体は継続すると思うし､年利1600％もあり尚且つこれだけ浸透しているプロジェクトってものはなかなかあるもんじゃないと思いますが、新規客数が減少傾向にあるってのは､ちょっと他人にはお勧めはできない感じですね。

運営も色々仕掛けを考えているみたいなので､ちょっと様子を見て､新規客の減少が落ち着いてからの参入でも遅くは無いと思います。

先日アベマTVでヒロユキ氏がSTEPNに関してコメントしていたので気になる人はどうぞ。

新規参入を勧めるかどうかのところは16：16ぐらいです。

まとめ

STEPNは崩壊したわけではないけど､現在GSTは間違いなくデス・スパイラルにいる。

デス・スパイラルからの脱却の兆しは見えていない。

しかし､年利は以前高いままだし､ガバナンストークンであるGMTはそこまで値崩れしていない。

つまり投資家からはある程度の評価は受けている。

また「歩く」と言う生活習慣にアーニングしているSTEPNは以前のようなバブルは望めないにせよ､一定数のユーザーは確保しつつ寝ず良い人気を保ち継続していくプロジェクトだと思います。

しかし､これからの参入は正直様子見しほうが良いかなってのが僕の考えです。

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