国内のNFTマーケットプレイスを試したくて、今回はCoincheckに口座開設をしました。
約15分で口座開設の手続きは完了。
ただ本人確認に時間がかかります。日本円の入金は本人確認が完了しないと出来ませんので、取引ができるまではタイムラグが発生します。
僕の場合は平日AM8時に免許証を専用アプリで送信して、確認がとれるまで約2時間かかりました。
今回はCoincheckと他の国内取引所の比較、「良いとこ・悪いとこ」を忖度無しでまとめるのと、簡単な口座開設のHowToを記事にしようと思います。
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主要国内取引所比較
下の表は「主要な国内取引所の比較表」です
今回は僕自身に「国内の取引所でNFTをやってみたい」って目的があったので、Coincheckに口座開設をした経緯があります。
なので「Coincheckと他の取引所の比較」って視点で表を作っています。
なんか「悪」が気になる感じがしますが、決してCoincheckが他の取引所に比べて「悪い」ってわけでは無いので、そのあたりを次のパートから説明していきます。
Coincheckの良いとこ
「悪」が目立ちますが、とりあえずは「良い」ところから。
取引所手数料が無料
これはでかい。
個人的に これだけでCoincheckを選んでも良いってくらいにでかいです。
「暗号資産 取引所」で検索したら、まぁ多くの「国内取引所 徹底比較」的なサイトが出てきます。
その比較表を見ると大体「手数料無料」をうたい文句にしています。
上の表でも「無料」が目立ちます。
しかし!!注目していただきたいのは2列目の「(BTC)スプレッド」です。
このスプレッドってやつがなかなか比較サイトには載っていない・・・
取引所を比較するとき、絶対確認しないといけないのはこの「スプレッド」です。
スプレッドとは
スプレッドってのは、「販売所」だけに発生する実質的な手数料です。
「取引所」では原則スプレッドは発生しません。「販売所」と「取引所」の説明は次のパートでします。販売所では「売値」と「買値」にギャップがあります。
そのギャップがスプレッドってやつです。
このケースだと販売所でビットコインを買う人は5,076,142で買って、売る人は4,779,200円で売るわけです。買う人と売る人は別人なので、それぞれ損した気にはならないけど、差額の約30万は間違いなくCoincheckの利益です。
・・・ってことは巡り巡って消費者のコスト(手数料)ってことになります。
スプレッドが「見えない手数料」と言われるのはそんなところからです。
また、注意しないといけないのは「スプレッドは固定費ではない」ってことです。同じビットコインでも、時間により季節により全く金額が変わってきます。
急激に取引量が増えてきたらスプレッドは広がり、取引量が少なくなったらスプレッドの幅は狭くなります。上の表だとCoincheckのスプレッドは296,000円と断トツで幅が広いのですが、その時間、Coincheckに取引が集中していた可能性があり、一概にCoincheckがずば抜けてスプレッドが高いと判断するのは早計です。
個人的なお勧めは複数の販売所の口座を持って、一番スプレッドが安い販売所で売買するのが良いと思うのですが、、、
そもそも「販売所」で取引するのでは無く、「取引所」で売買するの一択で臨んだ方が良いと思います。
「販売所」と「取引所」の違い
販売所で売買するとスプレッドが発生してしまうので、「販売所」で取引するのが手数料的には一番のコストカットです。これは間違いありません。
「販売所」ってのは「にんじんを売っているスーパー」のようなものです。
一方「取引所」ってのは「にんじんを卸している市場」みたいないなもんです。
ユーザーフレンドリーなのは「スーパー=販売所」ですが、その分「利ザヤ=スプレッド」が乗ってしまいます。また「品数」も豊富に揃っているのがこの「販売所」です。
取り引きするのにちょっとクセがあるのが「市場=取引所」なのですが直で買えるので にんじん は安く手に入ります。しかし品数は少ない傾向にあります。Coincheckの取引所ではビットコインは買えますが、イーサリアムやリップルは買えなかったりします。
Coincheckはじめ、多くの国内取引所の一番大きな収入源はこの「スプレッド」だと個人的には推測しています。消費者としてはここをわかったうえで、国内取引所を利用するのが賢い立ち回りだと思います。
いくら「販売手数料無料」とか「入金手数料無料」をうたっていても、そんなものはスプレッドからしたら微々たるもんで、暗号資産の売買は「取引所」に限るって判断に私は至りました。(個人的見解)
なのでCoincheckの「取引所の手数料が無料」ってのが何よりもでかい理由です。
が!!「取引所ではイーサやリップルは買えない」ってことは重々注意しておく必要があります。
スプレッドがいかに高かろうと正直「販売所」を使うことが無いので、個人的にはどうでも良い・・・
ってことで、DMM Bitcoinはスプレッドは安い傾向にあるけど 取引所が無い段階で、僕の個人的な選択肢からは「はい消えた~」っとなります・・・
NFTマーケットプレイスがある
今回Coincheckで口座を開設した理由がこの「NFTのマーケットプレイス」を実装しているところです。まだベータ版なので、お世辞にも充実しているとは言い難いのですが これからに期待です。
暗号資産の取引所では国内で初めてNFTの取引を可能にしているので、そのチャレンジ魂をまず評価したい。
NFT自体、市民権を得るのに長いスパンで見なくてはいけないと思うのですが、そこにいち早くポジションを取っておくって言うのは姿勢として素晴らしいと思います。
スマホのアプリが使いやすい
「3年連続アプリダウンロード数1位」をうたっているだけあってスマホアプリは使いやすいと思います。個人的には「初心者向け」って気がします。
このアプリってものは、慣れれば慣れるもので、正直どこの取引所のものであろうが 使い慣れたアプリが一番使いやすいです。
ただ、Coincheckのアプリが3年連続アプリダウンロード数が1位だったっていう実績があるのは事実です。
Coincheckの悪いところ
良いところはわかったので、気になる悪いところはどんなところでしょうか
取引所でイーサリアムが取引できない
暗号資産を売買するのは販売所ではなく「取引所一択」ってのが個人的な見解ですので、取引所手数料が無料っていうCoincheckさんの姿勢はすばらしい。。が、取引所ではイーサリアムが買えないってのはあまりに寂しい。。
NFTのマーケットプレイスを本格稼働させるのであれば、せめてイーサは扱ってほしい限りです。
レバレッジ取引ができない
取引所の手数料が無料なので、ビットコインを買うのは国内ではどこよりも有利と言えるCoincheckですが、レバレッジ取引には対応していません。
金商法の改正により規制が強化されたことが影響したらしいのですが、レバレッジ取引は2020年の3月にサービスを終了しています。
そもそも海外に比べ、暗号資産のレバレッジに関する日本の法律は厳しいのですが、「レバレッジをする・しない」の選択肢すら無いのは寂しいですね・・・
出金手数料と出庫手数料がかかる
これは個人的には痛い・・・
僕の暗号資産の投資方法は「国内で買って海外に出庫、ほんで海外でガチホ」ってのが基本なので、特に出庫の手数料が掛かるのは痛いです。
1BTC出庫するのに0.0005BTCなので、大体2000円くらです。
ETHだと0.05ETH(約1500円)、XRPは0.15XRP(15円)
同じ400万円分を出庫しようと思ったらBIT:2千円、ETH:2万円、XRP:60万! となる。
送金・売買・入出金手数料 | 暗号資産取引所のCoincheck(コインチェック)
Coincheckで口座を開設する
それでは実際にCoincheckに登録する手順を説明します。
手続き自体は15分かそこらで終わります。
最後に「本人確認」を専用アプリを使って送信するのですが、確認が取れるまで2時間くらいかかります。取引が実際にできるのはそれからです。
ホームページに行って「口座開設(無料)はこちら」を押す
「メールアドレス」と「パスワード」を設定し私はロボットではありませんにチェック
アドレス確認:Coincheckから届いたメールに記載されているURLをクリックする
「各種重要事項を確認する」を押す
内容を確認して下のボタンを押す
「本人確認書類を提出する」を押す
電話番号を登録して「SNSを送信する」を押す→SNSに送られてくる6桁の数字を入力
「本人確認書類を提出する」を押す
「アプリのQRコードを表示」を押す
スマホでQRコードを拾います
スマホで本人確認作業をする
あとは流れに沿って個人情報の登録、運転免許書などの撮影をして作業は終わりです。
15分~30分あれば終わるボリュームです。
まとめ・総評
今回は僕自身、国内のNFTマーケットプレースを試してみたいと言う思いからCoincheckに口座を開設してみました。
正直なCoincheckの印象は、痒いところに手が届かないって感じです・・・
取引所手数料が無料とか、NFTマーケットプレイスを国内の取引所では初めて実装したってところは素晴らしいのですが、取引所でイーサリアムを買えないとか・・・残念です(当然、販売所ではイーサ買えます)
ユーザーとしてはスプレッドが最大のコストってことは、そろそろ皆 気が付いているのでアルトコインが全部 販売所でしか買えないってのは対策を練って頂きたいところです。
ましてや将来的にNFTマーケットプレイスを本格稼働させる予定だと思いますので、せめてイーサリアムくらいは取引所で売買して頂きたいと願います。
スプレッド:販売所で発生する実質的な手数料、取引所では発生しない
NFTマーケットプレイス:取引通貨はイーサリアムが使用されています(ビットコインでは無く)
ビットコインの売買のみを想定しているのであれば海外取引所、国内取引所のどこを見渡してもCoincheckがベストな選択と言えます。
ビットコインを売買する場合は「販売所」ではなく「取引所」を選択することを強くお勧めします。
残念ながら取引所ではビットコイン以外のイーサリアムやリップルは売買できません。
取引所では発生せず、販売所のみで発生する「スプレッド」という実質的な手数料がCoincheckの一番の収入源であることを念頭に入れて、ユーザーとしては賢く立ち回ることが大事です。
同じビットコインを1BTC買うにしても、販売所と取引所では10万~20万の差額があります。
ビットコインの売買はCoincheckが国内でベスト、それ以外のコインは他で売買したほうが良い(多分bitFlyerがベスト)ってのが個人的な結論です。
■■元手100万の支払手数料の比較■■
これは、100万円の元手でスタートした場合の、各社に支払う手数料の比較です。
忖度を全て排除し、徹底的にユーザー目線で作った比較表です。
完全無料なのはBITPOINTだけ
web広しと言えど、なかなかこんな表は無いはず。
詳細は下の記事で確認できます。
この記事は以上です。
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