NFTは平たく言うと「世界で唯一のものであることを証明する技術」です。
リアル美術品の「鑑定書」と同等の効果をもたらすNFTと言う技術は、JPEG画像にフィジカルアート同様にアート的付加価値を生みだし、所有権を主張することを可能にしました。
将来的には「スマホと同じように市民権を得る」と言われるNFTですが、今からNFTとどのようにして関わって行ったらいいのでしょう。
今回は「NFT関連銘柄」と言われる暗号資産に投資して関わる方法にクローズアップしてまとめてみようと思います。
- 2021年10月から仮想通貨投資を始め
- それからNFTやSTEPN、Defiなどを体験
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NFT関連銘柄のリスト
今回はNFT関連銘柄を4点に絞ってリストアップしようと思います
- イーサリアム
- ポリゴン
- テゾス
- サンドボックス
イーサリアム (Ethereum)
まずはイーサリアム。
「アルトコイン最強」のイーサですが、次のポリゴンとこのイーサを「NFT関連」って言ってしまって良いのかはちょっと微妙ですが、実際にNFTを購入する通貨はこのイーサが主流なので あげておきました。
最大のマーケットプレイスであるオープンシーでNFTを買うのは円やドルでは無くこの「イーサ」が主流です。
OpenSea, the largest NFT marketplace
直近の週足チャート
相場観:2022/11にATH(最高値)を付けて、そこから2022/3現在までは、きれーに下げ相場です。
黄色の30週移動平均の割り込みも大きいので個人的には底値感があるように思います。
青の10週移動平均が30週移動平均を上に抜く「ゴールデンクロス」を実現したら、年内にもATHを再び試す展開になるのではないでしょうか(ってかお願いそうなって^^)
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ポリゴン (Polygon)
「イーサキラー」と言われるポリゴンです。
ポリゴンはイーサリアムの課題をクリアすることに特化した暗号資産です。
イーサリアムは非常に便利で汎用性のあるプラットフォームですが、それがゆえに人気が高まり「ガス代」と言われる手数料の高騰とういう課題を抱えてしまいました。
暗号資産の手数料は銀行のように固定費ではなく、処理する数量が増えれば増えるほど値段が上がるようになっています。
処理するパソコンの数はかわらないのに、NFTの取引でイーサの使われる数量が増えてしまうと「需給の関係」で手数料が高騰してしまうんです。
ましてや2020年、2021年頃はNFTと同じように人気をはくしたDefiにもイーサが使用されるので、イーサのガス代はシャレにならんくらい高騰してしまいました。
イメージ的には2万のNFT1つ買うのに1万円くらいの手数料 ってことがあったみたいです。
ガス代の高騰にストレスを抱えていたイーサニアン達の間に颯爽と登場したのがこの「ポリゴン」です。ポリゴンだと手数料は数百円、そんなイメージです。
高騰したイーサのガス代をおさえ、なおかつイーサと同じような働きをする(NFTの決済など)、そんな目的で作られたのがポリゴンでした。
直近の週足チャート
相場観:イーサが落ち始めた2021/11以降もしばらくは、ポリゴンは高値を更新し続けました。
しかし、年末から息切れしたかのように下落を開始。年始のオミクロンショックは他の暗号資産同様、このポリゴンも打撃を与えました。ちなみにポリゴンは「改名後」の名前で「改名前」はマティックと言いました。その名残でトークンは「MATIC」となります。ググるときは「ポリゴン 仮想通貨」でOK
テゾス (Tezos)
テゾスはビットコインやイーサリアムの問題点の解決を目指して作られた暗号資産。
独自のアルゴリズムを持ち、エラーや不正アクセスなどのリスクを最初減に抑えている。
「色をNFT化する」などユニークなプロジェクトを試験的に実施し、音楽NFTにも力を入れている。
直近の週足チャート
相場観:テゾス(XTZ)はイーサリアムより早い2021/10から下降を開始、しかも下降スピードも速く下落圧力が強いイメージがあります。正直、ポリゴンやアバランチなどの他のイーサキラーに競合負けしている印象が個人的にはしているのですが、下がるのも早い反面、上がるのも早い特徴もチャートから見て取れます。他の暗号資産よりもワンテンポ早い値動きをする傾向があるので、他の暗号資産のシグナル的な見方も有益かもしれません。「テゾスが上がった→イーサもあがるかも」的な・・・
全体的にそうなのですが、この「相場観」は素人の僕の勝手な見方です。くれぐれも真に受けないで聞き流してください(汗)
サンドボックス (The Sandbox)
サンドボックスはNFTゲームの代表格です。
NFTはゲームとの相性が良く、ゲーム内のアイテムやキャラ自体に「価値」を付加することができます。
ドラクエの「天空の剣」に1万円の価値をつけたり、育て上げた「賢者」に10万の価値を付けるイメージです。
サンドボックスはさらにこの概念を発展させ、サンドボックス内の「土地」にも価値を付けました。
そのゲーム内の土地に世界中から買いが入り、サンドボックス内の土地が売りに出される度に「即完売」の状況が続いています。そしてその「地価」は今後さらに上がっていくだろうという見方が大方の見解です。
「ゲーム内の土地に大金払う」とかいまいちピンと来ませんが、実際に買っている面々は大したもんです。
皆さんご存じ あのアディダス や グッチ、大手ゲームメーカーのUbisoft、世界最大の音楽会社「ワナーミユージック、日本ではエーベックスなどなど。
現在1区画が大体100万、アディダスが買ったのが12×12の144区画なので、約1億4千万出資しています。ワナーにいたっては24x24の576区画なので5億7千6百万です・・・
サンドボックス:マップ(結構重いページです)
なぜ各企業がそんな大金を出資するのか?
サンドボックスは「マインクラフトのNFTゲーム版」とイメージしたら間違い無いです。
マインクラフトと違うのは、サンドボックスは上のようなマップがあり、その土地では「店を開いてアイテムを販売する」こともできるし、サンドボックス上にさらに「新たなゲームを作って、そのゲームで遊んでもらう」ことも可能です。
不動産売買のように土地の売り買いもできるし、貸すことも借りることも可能。
アディダスやグッチ、ワナーやエーベックスは買った土地に出店して、商品を売り、ゲームメーカーはゲームを作りそこで課金することで投資を回収することが目的です。
これらの企業はリアル店舗同様、この仮想現実にも商売が成り立つくらい将来的には人が集まってくると見通しているわけです。
この仮想現実のことを「メタバース」と言い、NFT同様今後のビックワードになってきます。
リアルに比べ、人件費や固定資産税、減価償却費、設備投資費などコスト面ではメタバースの方が有利なのは容易に想像できます。
直近の週足チャート
2021年の10月から11月にかけての上昇は強烈で、結構話題になりました。
アディダスがサンドボックス内に土地を購入した時期と重なり、「アディダス、サンドボックス参入」のニュースが価格を急騰させた要因と言われています。NET銘柄全体が高騰した時期とも重なり、大きな注目となりました。メタバース関連のザ・サンドボックス、アディダスのツイートで上昇
一時急落しますが、12月頃再び値を上げます。オミクロンで他の暗号資産が落ちる中、孤軍奮闘 頑張っていた印象があります。
それ以降は暗号資産全体の下げ相場に巻き込まれていますが、サンドに関しては「テクニカル銘柄」と言うよりも「ファンダ銘柄」の印象があります。
前者はチャート分析である程度値動きが予測されるのですが、後者は事業の実態に大きく左右される特徴があります。
NFTが市民権を得ていく段階で、個人的にはこのサンドボックスはNFT相場全体を引っ張っていく銘柄だと思っています。
その他のNFT関連銘柄
上の、イーサリアム、ポリゴン、テゾス、サンドボックス以外に一般的に「NFT関連銘柄」と言われるのは以下の銘柄があったりします。
(イーサやポリゴンは他のサイトではあんまりNFT関連には入っていません・・・)
- アクシー(Axie Infinity)
- ディセントラランド(Decentraland)
- ドーム(DOME)
- エンジン コイン(Enjin Coin)
- チリーズ(Chiliz)
- フロー(Flow)
などが、よく言われる「NFT関連銘柄」です。
NFT関連銘柄に投資するにあたって
「NFT関連銘柄に投資する」って考える場合、注意しておきたいスタンスが2つあるので説明します。
長期がベター
1つ目はNFTへの投資スタンスは基本「長期」が良いと思います。
NFTはまだ「一般社会に浸透している」と言う状態とは言いづらく、一部の「知っている人」やいわゆる「富裕層」に購入されている段階です。
つまり、これから伸びるであろう業態で、一般社会に広がり市民権を完全に得るまでは、あと3~4年はかかると個人的には思っています。
なので、NFTへの投資が実を結ぶのも3-4年スパンで考えていた方が良いと思います。
当然、短期のデイトレとかに取り入れても良いのですが、それは別に「NFT関連銘柄」って意味合いでは無く、「暗号資産全体」であったり、「テクニカルチャート的に」って意味合いからで、「NFTの将来性にベットする」って意味からは外れると思います。
銘柄の分析
「NFT関連銘柄」に限らず、長期保有を前提で投資する場合はその投資銘柄の分析が重要になってきます。注意すべきポイントは・・・
- プロジェクトの内容自体
- 時価総額
- 提携企業
このへんが、そのサイトや動画を観ても「重要とされること」の共通項目です。
プロジェクトの内容
会社で言ったら「スローガン」とか「社是」とか、そう言う大きいところ。
その暗号資産が「何を目的に作られたか」=プロジェクトの内容は当然重要です。
ポリゴンだったら「イーサリアムだと高額な手数料をなんとか安く抑えたい」であったり、サンドボックスだったら「メタバースでのゲームの提供、これまでに無い体験、商業施設の提供」など、そのプロジェクト自体が目指しているものを知ることがまずスタートです。
それに共感すれば尚のこと良いし、そうならなくても「将来性」を感じることができれば「投資」する動機には十分なり得ます。
時価総額
時価総額は 時価x発行数量 で算出されます。
その暗号資産の「時価総額」も投資するうえでは重要な判断基準です。
何をどう判断するかと言うと・・・
まず同業他社の時価総額を見ます、それに比べて投資先の暗号資産は伸びしろがあるのか、高すぎるのかってことを見るわけです。
これはNFT関連銘柄、なかでもNFTゲームに絞った一覧です。
一番上のディセントラランドの時価総額は約43億ドル、次のサンドボックスが35億ドル
サンドボックスへの投資を考えていて、この状態を「サンドに伸びしろがある」って考えるのか、「ディセントラランドが高すぎる」と見るのかは人それぞれですが、「プロジェクトの内容」や「提携企業」、はたまた売り上げ規模、収益規模などを比較して、相対的に判断する必要があります。
デイセントラランドとサンドの比較が難しかったら、サンドと一番下のドームの比較ではどうでしょう?ドームの時価総額は見づらいですが2億7千万ドルしかありません。
ドームは本当にサンドの10分1しか無いようなプロジェクトなのか?
同じように今度はドームを検索して、その内容を調べるわけです・・・
明らかに「伸びしろがある」って自分が判断した銘柄を3~4年スパンで投資する
これが、一番 確実かつ合理的な投資手法だと思います。
仮想通貨価格、チャート、時価総額 | CoinMarketCap
提携企業
そのプロジェクトに参加していたり、関わっている企業を確認するのも重要です。
やはり大企業や、ステータスのある企業が関わっているのが確認できたら、そのプロジェクトに対する安心感もあがります。
プロジェクトのHPにも提携企業は掲載されていますし、提携先のHPを確認するもよし。
あとプロジェクト 提携先でググってもOKです。
「サンドボックス アディダス」でググった結果出てきたニュースが下です。
このように客観的なニュースメディアなどで確認できたら裏付けが取れます。
まとめ
今回「NFT関連銘柄に投資する」と言うことに焦点をあてて記事をまとめました。
要は今話題のNFTで一儲けしたいって場合の「投資法」です。
ステップとしては「何がNFT関連銘柄」に当たるのかの把握と、提携企業を含めたそのプロジェクトの内容確認、そして競合などとの時価総額を比較したうえで 気になる銘柄を絞っていき、いざ投資って段階になったら少なくとも3-4年のスパンで考えるがベストって内容でした。
■■元手100万の支払手数料の比較■■
※bitFlyerの売買手数料は、直近1カ月の取引量が100万円として計算
※仮想通貨の出金手数料はBTC=300万/ETH=20万/XRP=50円で計算
これは、100万円の元手でスタートした場合の、各社に支払う手数料の比較です。
忖度を全て排除し、徹底的にユーザー目線で作った比較表です。
完全無料なのはBITPOINTだけ
web広しと言えど、なかなかこんな表は無いはず。
詳細は下の記事で確認できます。
この記事は以上です。
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